インドでは通常、TDS(源泉徴収税)やGSTは銀行口座からの引き落としもしくは、振込で納付します。納付は、まずGSTポータルサイト上で納付書を出力し、納付書へ記載された指定口座へ振込処理を行うことにより納付が完了します。
指定口座は、インド準備銀行(RBI)に設けられた口座です。口座番号は、自社のGST番号と紐づいた納付書番号毎に割り当てられ、一度限り使用されます。
GSTで一般的な納付方法は、以下の2通りです。
- 銀行口座からの引き落とし
- 銀行振込
1. 銀行口座からの引き落とし
邦銀のインド支店の場合、インドの税金を直接納付することはできません。口座からの引き落とし書(Challan)を銀行へ提出し、邦銀へ地場銀行経由での納付を依頼します。
2. 銀行振込
インド地場銀行の場合、ネットバンキングにログインし振込手続きを行うことが可能です。邦銀のネットバンキングは対応していません。自社が口座開設手続きを行う銀行のネットバンキングが、GSTの納付処理に対応しているかは事前に確認する必要があります。
上記手続きを経て納付完了後には、GSTポータル上の納付ステータスが納付済となりGSTの申告手続きが可能となります。
執筆・監修
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鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
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新井 辰和 | Tatsuo Arai |