GSTINとはインドの消費税にあたるGSTの納税者に割り当てられた、15桁の数字とアルファベットからなる識別番号のことです。GSTINにより各GST納税者は識別されます。
GST導入以前
GST導入以前はTIN(Tax Identification Number)と呼ばれる識別番号が各州VAT(付加価値税)法のもと登録されているすべての事業体に割り当てられていました。ただ、2017年7月にGSTが導入され各州の間接税がGSTに一本化されると、TINの役割のほとんどはGSTINに取って代わられました。
GSTINの構造
GSTINは15桁の数字とアルファベットからなります。15桁のうちの最初の2桁は各州に割り当てられた数字です。デリー州の場合は07、カルナタカ州の場合は29のように決まっております。その後の10桁には納税者のPAN番号が続きます。
GSTINの取得方法
基本的にはGSTのポータルサイトを利用しオンライン上で申請します。ただ全国に8000以上ある GST Seva Kendraと呼ばれる事務所にても申請することが可能です。申請料はかからず、申請から2週間ほどで取得できます。ただ一度GSTINを一度取得すると、毎月GSTのコンプライアンスを行う義務が発生します。
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執筆・監修
鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
新井 辰和 | Tatsuo Arai |