インドの会社設立手続きは全てオンライン化されています。必要な書類は全てPDF形式で電子化して、所定の申請様式でアップロードする流れになっていますので、実際にインドへ渡航することなく会社設立手続きを完結することが可能です。
実務上は、設立登記に使用する登記住所を決定する必要があり、事務所住所で登記を行う場合にはインドへ渡航し事務所を決定する必要があります。また、登記住所を名義貸ししてくれるバーチャルオフィスを利用し登記することも可能です。その場合には、インドへ渡航する必要はありません。
インド会社設立後の留意点
会社設立後、資本金送金の受け皿となる銀行口座を開設する必要があります。邦銀などではインド支店と郵送で口座開設書類をやりとりすることも可能ですが、インド地場銀行などによっては身元確認の観点から最低1回取締役が現地の支店を訪問することが求められる場合もあり、状況によってはインドに渡航する必要性が生じます。
執筆・監修
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鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
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新井 辰和 | Tatsuo Arai |