HSコードは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づいて定められたコード番号であり、関税率等を決定する際に利用されます。世界税関機構(WCO)が管理している同条約には、日本やEUを含めた約160ヶ国が加盟しています。
HSコードの構成
HSコードは、全ての貿易対象品目を21の「部」(Section)に大分類し、6桁の数字で表します。6桁のうち上2桁を類(Chapter)、類を含む上4桁を項(Heading)と呼ばれます。この6桁までは世界共通ですが、7桁目からは国別に定められた細分方法が使われます。
同一の番号であれば同一品目を示すため、現地の言葉が分からなくても日本の関税率表のコードと対比させれば関税率を調べることが可能です。また、HSの分類改訂は時代の流れに沿ってほぼ5年ごとに見直しをすることが加盟国により合意されております。
執筆・監修
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鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
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新井 辰和 | Tatsuo Arai |