インドに駐在員を派遣する場合、駐在員の手取り給与を保証するため、現地で負担すべき源泉徴収税(Tax Deducted at Source - TDS)を会社が負担する場合があります。インドでは、会社側が個人の源泉徴収税を負担する場合、現金みあいの手当(Perquisite)としてみなされ、課税所得に合算されます。そのため、最終的な源泉徴収税を含めたグロス支給額は増加するため、本計算方法はグロスアップ計算と呼ばれています。
インドの所得税率を鑑みるとグロスアップ計算した場合、Net金額の約40%~45%ほどの源泉所得税を駐在員の給与とは別に会社側が負担することとなります。
【駐在員の場合】
Net(支給額)+Taxes(源泉所得税)=Gross(総所得)
【現地採用社員の場合】
Gross - Taxes = Net
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執筆・監修
鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
新井 辰和 | Tatsuo Arai |