インド企業から電子入札を行う際にClass3 DSCの提出を求められることがあります。Class3 DSCは日本側では発行可能な事業者はおらず、インドの発行業者が発行する電子署名になるため、コンサルに依頼し、必要書類・申請書を作成し申請するのが一般的です。

DSCについてはこちらをご参照ください。

必要書類は？

会社名付きClass3 DSCの取得には下記の書類が必要になります。

 ①申請書
②申請者に対する社長様からの委任状
③申請者様パスポートコピー
④申請者運転免許証＋英訳
⑤社長様パスポートコピー
⑥法人登記簿謄本(最新版)＋英訳
⑦法人口座の残高証明（英文）

※③～⑦の書類に公証・アポスティーユが必要となります。
※「法人口座の残高証明（英文）」は申請から2か月以内のものに限り有効ですのでご注意ください。  
※社長様とは別の方が申請者である必要があります。

 取得にかかる日数

通常申請書を作成してから2週間程度でDSCは取得可能です。
ただ上記記載の通り、必要書類の点数が多く公証・アポスティーユの取得まで含め、必要書類の準備にかかる時間も考慮する必要があります。

執筆・監修

鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki 名古屋大学工学部卒。米国公認会計士。2010年より足掛け10年インドへ進出する日本企業の拠点設立、会計、税務業務に従事。豊富な実務経験を活用し、複雑なインドの課題に対して各社に最適なソリューションを提供します。

新井 辰和 | Tatsuo Arai 慶應義塾大学商学部卒。日本公認会計士協会準会員。上場進出企業の月次・四半期連結決算対応からインドの税務まで幅広い分野を担当。専門知識と経験で、本社から見えにくい現地拠点の状況を透明性高く管理・サポートします。