確定申告(Income Tax Return - ITR)の様式は所得の種類によって以下7つの種類に分かれています。正しい様式にて期日までに確定申告が必要です。個人の確定申告期日は7月末、法人の確定申告期日は9月末(移転価格税制適用法人の場合は11月末)です。
日本の場合は個人の確定申告は一定の場合を除き不要ですが、インドでは源泉所得税が源泉徴収されている場合であっても個人の確定申告が必須であるため注意が必要です。
【確定申告の様式】
・Form ITR-1 (Form SAHAJ)
所得額500万ルピー以下の給与所得や不動産所得に関する確定申告。シンプルという意味であるヒンディー語の‘Sahaj’と別名を持つ。
・Form ITR-2
所得額が500万ルピーを超える者や譲渡所得や海外所得に関する確定申告。
・Form ITR-3
事業所得や専門業に関する確定申告。
・Form ITR-4 (Form SUGAM)
所得税法第44AD条, 44ADA条 ,44AE条に基づき所得計算した場合の確定申告。
・Form ITR-5
法人による確定申告。
・Form ITR-6;
所得税法第11条の控除を利用しない法人による確定申告。
・Form ITR-7;
所得税法第139条4A項、4B項、4C項、4D項の申告が必要な法人の確定申告。
執筆・監修
鈴木 慎太郎 | Shintaro Suzuki |
新井 辰和 | Tatsuo Arai |